レッスンは『弾くだけ』のための時間ですか?

みなさん、こんばんは!

小山市は昨夜から冷たい雨。
暑かったり寒かったり
不安定な気候です。

足元の悪いなか
レッスンに来てくれた生徒さんたち
がんばりましたね!お疲れ様♪


今日はレッスンしていて
気になったことを綴りたいと思います。

楽譜には曲の情報がのっていますね。
題名のついたものがあったり
もちろん作曲家も書いてあります。

生徒さんの多くは
出された宿題の曲を
正しくドレミを読み
できるかぎり間違えないよう弾くこと。

ここに力を入れます。

そしてレッスンに来ると
ピアノの演奏をする。


当たり前の事ですね。



でも。
レッスンに来ると
弾くこと『だけ』に目的をもっている、
たいていそういう生徒さんは
先生のお話し中に時計ばかり見ます。

チラチラチラチラ。
時計ばかり。

何故でしょうか?
『ピアノを弾きたいから』



心の中では、きっとこうです。

先生話長いな。
いつまで話すのかな?
せっかくレッスン代を払っているのに
なぜ弾かせてくれないのかな?
あー時間がもったいない。
早く弾かせて。

きっとこういう気持ちなんですね。

学年が大きい生徒さんほど
こういう傾向があったり
大きくなってから始めた生徒さんほど
そう感じる傾向にあるようです。 
保護者の方々の中にも稀にいらっしゃいます。

大きくなって精神的にも成熟してきますと
時間の大切さや
お金の大切がわかってくるからと思います。


でもね。
先生達は無駄話はしていません。

作曲家がどんな国の人なのか

どんな性格だった人なのか

この曲が作曲された時代は
どんな世の中だったのか

そういった様々な情報を知った上で
曲を勉強する、演奏する。

【教材研究】と言います。

それらを知った上で。
じゃあどんな気持ちで演奏しようか、
表現したら良いか、
音色はどんなのがいい?

そういったことを考えて演奏の仕方を
作り上げていくものなのです。

だけれどそのあたりは、もしかしたら
『音楽関係を目指すごく一部の人だけ』
『私は趣味だから関係ない』
『そこまで求めてない』
という生徒さんもいるのですよね。

『えー!そこまでするものなの?知らなかった!』

という生徒さんも保護者のかたも
いるでしょう。

だから演奏練習が止まると
『なぜ弾かせてくれない?』
『時間がもったいない。』

そうなるのかもしれませんね。

教材研究の中では
面白おかしく話せるエピソードもあれば
正直つまらないエピソードもあります。

でも無駄な情報はないのですし
楽譜通り間違えず演奏することだけが
音楽ではないのです。
音楽の勉強ではないのです。

ただ生徒さんも様々ですから
相手がどこまで欲しているかを
様子を見ながら話してますが…


時計ばかりチラチラ見られていたり
保護者の方からそういう雰囲気を察すると
正直懸命に説明していても
ドッと疲れてしまうというか
心が折れますね(;`・ω・)

でもそれでも。

何故こんなことを話しているのか
どうして必要なのかを
今後も変わらず
きちんと説明しながら進めるつもりです。


それでも受け取り拒否気味な生徒さんには
ある程度で切り上げるよう
心がけねば、と
YAMAHA時代から常々感じてます。


そのあたりも
それぞれのニーズに合わせますが…

ただ、これは強く断言します。
曲の背景を
聞かずに、知らずに
いい演奏ができないことは
知っていてくださいね。


レッスンは練習しにくる場所でないので
先生のお話は聞いてほしいと願ってます。
(レッスン外での雑談は別ですが)


ちょっとドライな発言になりましたが
今日はなんだかそう強く感じて
言わずにいられませんでした。







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